2018/02/09 スタッフの家づくり Vol.36 無垢のフローリング選び その1
床材にどんな樹種を選ぶか。
部屋の雰囲気を大きく左右する要素です。
家造では普段無垢の杉板を床に多く採用しています。
温かみもあるし、足ざわりもいい。
ちょっとキズは付きやすいけど、一番体に触れる部分だから、赤ちゃんにもお年寄りにもやさしいほうがいい、そんな理由からです。
建具も杉で製作しているし、化粧で表す柱や梁も杉。
床を杉にすれば、当然目に見える木が杉でまとまるので、部屋に統一感が生まれます。
わが家も杉材で検討していましたが、せっかく建てるのだから普段使ってない樹種を実験的に使ってみたいという、私の欲求もありました。
今後の家造の家づくりで、選択の幅が広がってもいいかなと思ったからです。
メインの生活空間の2階は杉にして、1階を別の樹種にしようと考えました。
候補に考えていたのが、「カラマツ」です。
杉と同じ針葉樹に属していますが、適度な硬さがあります。(杉より硬いです)
以前サンプルを取った「カラマツ」フローリングと杉フローリングを並べてみましたが、時間が経過するとほとんど見分けがつきません。
だったら杉でもいいんじゃないか…と思いますよね。
いつもの家造の雰囲気は壊したくない、ただ別の木を使ってみたかった、ただそれだけなんです。
そんな理由だったので、結局1階も2階も杉の床にしました。
ただし、杉の中でもこだわりの杉です。
次回はそのあたりを綴ろうと思います。
つづく