2018/03/18 スタッフの家づくり Vol.38 木の外壁 その1
家づくりを本格的にはじめる前から決めていたことが1つだけあります。
それは、『外壁を木にする』こと。
私が家造に入社して、はじめて家づくりに携わった家が、施工事例の「瀬波温泉の家」でした。
この家は、海沿いの土地に建っています。
塩害や凍害のことを考慮し、木の外壁を選択したのですが、出来上がった姿は自然と周りの景色に溶け込んでいました。
住宅の外観の大切さを感じた瞬間でもありました。
それ以降、「チルチンびと」を読んでいても、外壁に木を使用している事例にぱっと目が向くようになりました。
豊かな自然に囲まれた敷地に建てられた事例、庭が綺麗に整えられた事例など、自然を感じられる場所に木の外壁を使用されているケースが多い感じがします。
施主の好みなのか、設計者の提案なのか、その辺はわかりませんが、きっとその土地と、そこに住む人と、作り手の価値観がぴったりマッチした結果なのでしょう。
私も縁あって、南側に田園風景が広がる土地に巡り合えました。
今思い返せば、この土地なら木の外壁が似合うんじゃないか、とどこかで思ったかもしれません。
ただ、外壁を木にする場合、法律的にちょっとしたハードルがあります。
次回はそのあたりを綴ろうと思います。
つづく