2018/03/27 スタッフの家づくり Vol.40 木の外壁 その3
木の外壁を採用するにあたり、法律のハードルをクリアする必要があることを前回の記事でまとめました。
で、実際わが家はどの方法でクリアしたかというと、「内装材~断熱材~構造用面材~外装材セットで防火認定を取得している仕様」で作ることで、木の外壁を実現しました。
断面構成はこんな感じです↓↓↓
耐力面材に「モイスTM」を使用しました。
防火30分・外装制限フリー(赤字の部分)の認定を取得しているため、木を張ることが可能です。
※ただし、行政によって解釈が異なるので、事前確認が必要です。ちなみに新潟市はOKでした。
外装材フリーの考え方としては、防火構造の性能を持つ壁に木の板を張った場合、もともとの防火構造の遮熱性に、木の板の持つ遮熱性が加わり、壁全体の遮熱性が向上すると考えられるためのようです。
ひとつ難点があるとすれば、断熱材が限られる ということ。
この仕様では、「グラスウール」、「ロックウール」、「セルロースファイバー」の3種類のどれかしか使用することができません。
例えば、羊毛断熱材やポリエステル断熱材を使いたくても採用することができないのです。
羊毛断熱材を使いたいし、木の外壁にもしたい場合は、防火処理を施した木の外壁材 を使用することになります。
例えば、チャネルオリジナル社が販売している「WILL WALL(ウイルウォール)」を採用すれば羊毛断熱材も使用できます。
ただし、防火処理を施しているだけあって、いいお値段がします…
ということで、わが家は無事法律のハードルをクリアして憧れだった木の外壁にすることができました。
次回は、木は木でもどんな木を選んで張ったのか、その辺を綴ろうと思います。
つづく