2018/06/11 スタッフの家づくり Vol.44 室内の壁仕上げ その2

わが家の壁紙は2種類。
ひとつは「オガファーザー」、もうひとつは「エッグウォール」です。
今回は「オガファーザー」についてです。
■オガファーザーとは
再生紙とウッドチップから作られたドイツ製の壁紙です。
壁紙といえばビニール製が一般的ですが、オガファーザーは「紙」です。
その歴史は古く、150年も前からヨーロッパではスタンダードな壁紙として使用され続けているそうです。
本来は塗装用の下地材ですが、わが家はそのままの素地で使用しました。
■オガファーザーの特徴
塗装用の下地材なので、塗り替えができます。
ビニール製のものは、『汚れたら張り替える』が一般的なメンテナンス方法ですが、このオガファーザーは汚れたら上塗りします。
DIYで簡単に塗ることができるので、家族で塗るのも楽しいかもしれません。
また、自然の素材でできているので、光が差し込んだときの壁の陰影が綺麗です。
ウッドチップの凹凸が良い表情となります。
あとは、素材が「紙」と「木片」なので、イヤな臭いがしません。
ニオイに敏感な方にもいいかもしれません。
■オガファーザーのデメリット
わが家のように素地で張った場合ですが、汚れたからといって水拭きはできません。
油の染み、コーヒーなどこぼした際の染みは基本落ちません。
手垢のような黒ずみなどは、消しゴムで落とすことはできます。
あとは、紙なので日焼けします。
わが家の子供部屋も突きつけて張った箇所で微妙に日焼けした面があります。
障子紙もそうですが、日が当たるところはだんだんと黄ばんでいきます。
オガファーザーも張った当初は青白い感じですが、だんだんと生成り色っぽくなります。
私はそれも味だと思っていますので、気にしてません。
わが家はどうして素地で張ったかというと、コスト削減のためです。
当初はDIYで漆喰系の塗料を塗る予定だったのですが、外壁の塗装、床の塗装で疲れ果て、壁までたどり着けなかったのが正直なところ…
塗料も準備はしたんですよ。
まあ素地でも綺麗ですし、いろいろな箇所で汚れが目立ってきたら自分で塗ろうと思ってます。
以上、オガファーザーについてでした。
次回はエッグウォールの特徴を綴っていこうと思います。
つづく