2019/07/05 通気くん
建築建材の中にはユニークな名前の商品が多くあります。
そんな中ではじめて使用したのが「通気くん」。
現在建築中の「日の出の家」の断熱工事で採用しました。
素材は段ボールです。
役割は、屋根の下地材(野地板)と屋根の断熱材のスペーサー。
垂木間に施工し、通気層をしっかり確保するのが目的です。
軒先の換気口から通気くんを通り、棟の換気口から空気が抜ける仕組み。
屋根に溜まった暖かい空気や湿気を逃がします。
実際通気くんを施工後、継ぎ目に手を入れてみると空気が通っていることがわかりました。
役割を果たしてくれているようです。
大工さん曰く、通気くんを施工し終わった段階でも、現場のむわっと感が和らいだとのこと。
効果はあるようです。
垂木の成(せい 上端~下端までの垂直距離)+通気くんの厚さより断熱材のほうが厚いので、垂木に沿って下地材が打ってあります。
大工さんはちょっと手間だったかもしれませんが、「日の出の家」は2階がメインの居住空間でもありますし、住まいの快適性につながる部分なので、しっかりとした施工がなによりです。