2019/10/11 札立てのご注文
「日の出の家」のオーナーさまより、札立て製作のご依頼をいただきました。
『家を建てていただいた大工さんに製作をお願いしたい』と大変光栄なご依頼です。
札立てのイメージを送っていただき、まずは図面を作成しました。
幅、奥行き、高さ、格子の寸法、材料の厚みを大工と検証しながら描きました。
材料は杉の赤身を選択。
ヒノキを使うことも考えましたが、「日の出の家」はラワン材をはじめ、「赤身」が強い樹種を使っているので、札立てもその空間に馴染むよう木の種類を決めました。
製作は大工 小池さん。
杉の「柾目」だけを使用した綺麗な札立てを作っていただきました。
設置は日の良い日を選び、私が担当させていただきました。
(小池さんが別現場の仕事が入っていたため)
札が南に向くように位置を決め、梁上に固定。
下の作業台に登ればお札の交換も容易な場所です。
札を飾る棚板を付けてほしいと要望をいただいたことは何度かありましたが、このような札立て単体でご注文をいただいたのは初めてで、とても貴重な、光栄な機会をいただきました。
ちなみに、わが家も梁上に札立てを付けてます。
9月の「木工教室」で小池さん・渡辺さんに作っていただいた札立てです。
雲板がいい雰囲気を醸し出しています(笑
いい家を建てたのだからその家に調和した札立てを用意したいと思うのは当然のこと。
今後家に合わせた札立てを、と需要が出てきそうです。