2019/11/15 木の家のインテリア その2
前回のつづきです。
〇家具も本物に木にこだわる
「本物の木」とあえて書いたのは、家具の材料にもさまざまあるからです。
大きく分けると下記のような材料があります。
①無垢材(天然の木):原木1本から板や角材として切り出したもの
②集成材(天然の木):狭い幅の板状の無垢材を張り合わせて1枚の板にしたもの
③突き板(化粧合板):薄くスライスした無垢材を合板の表面に張ったもの
④プリント紙(化粧合板):木目を印刷した紙を合板の表面に張ったもの
①か②で揃えたいところ。
当然お値段も高価になりますが、一生使うものと考えれば割安ではないでしょうか。
室内で使われた自然素材といっしょに、年を重ねるごとに経年を楽しめるので、家具も本物の木で作られたものを選択したいところです。
できれば塗装もウレタン塗装ではなく、自然塗料で仕上げられたもので。
ウレタン塗装は汚れが付きにくい分、光沢がありすぎて自然の雰囲気を損ないがちです。
〇古いものも似合う
今作られている大半の家具は反りや変形のことを考えて化粧合板でつくられたもの。
昔の家具のほとんどは無垢材でつくられたものでした。
無垢材で作られた家具は長い年月が経った今、新しい魅力あるものとして人気があります。
日本の古道具屋や古家具を扱うお店も増えてきました。
ナラの木で作られた小引き出し。
何年前に作られたか不明ですが、いい雰囲気が出ています。
日本の古家具。
チーク材のローテーブル
世界三大銘木のチーク。
美しいフォルムと木目に魅かれて購入。
これを置いただけで室内がより上質になりました。
これら古いものにはそのもの自体の魅力があり、その魅力は置く空間にもすごい影響を与えてくれます。
つづく