2020/02/21 家を建てるために土地を買う、ということ その1
家づくりのご相談をいただく際、建物のことはもちろんですが、土地に関するお話しも多くいただきます
中でも多いのは、「土地を探してます」というフレーズ
土地探しと同時に建築会社を見て回っている方たちです
土地がない方はまず、土地を決める作業があるわけですが、何かしらの判断基準がないと決めようにも決められません
最近お話しの中で、「皆さんどうやって土地を選んでますか?」と尋ねられたお客様がいらっしゃいました
そこで、「家を建てるために土地を買う」ことの意味を考えてみようと思います
〇定義
私自身土地を買ってから家を建てた身として、常々思うことです。
「家を建てるために土地を買うこと」=「その地に、自分たちの生活の拠点を定めること」
これに尽きると思います
日々、家から出発し、家に帰ってくるわけですし、その土地が行動の中心地になります
ただ、「生活」とひと言でいっても、平日の生活と休日の生活ではまったく異なります
「日常」と「非日常」で区分けした場合でも違います
なので、土地を選ぶ判断基準として、細かく分けて考える必要があると思います
〇平日の生活
平日の生活を重視する場合を考えてみます
①通勤
会社勤めの方は、週5~6日間は通勤のために時間を使います
通勤負担を軽くしたい方も多いはず
電車やバスで通いの方は、駅やバス停に近いエリアを希望されるし、車通勤の方でもアクセスしやすい場所を選ばれたりします
特に共働きで核家族の家庭は、帰宅後の家事も多いわけで、なるべく帰宅時間も短縮したいはずです
まれですが、職場から近いと急な呼び出しがかかる可能性があるからと、あえて遠くを希望されたお客様もいらっしゃいました
②通学
「小学校に近い場所がいいです」
これは子供が望んでいるのではなく、親が子供を心配して希望されるケースです
特に小学校低学年以下のお子様がいらっしゃる家庭に多い要望です
子供たちも週5日ほどは通うわけですから、無事の帰りを祈るのは当然ですね
③明るさ、日当たり
日中家にいる時間が多い方、ご家族がいる方に多い要望です
日当たりがいいことに越したことはありません
家にいる時間が長い場合、家中が明るいと気持ちも晴れやかになります
在宅でお仕事をされている方で、「明るいと仕事が捗るから」と土地を選ぶ際の1番の条件に日当たりを挙げられたケースもありました
長くなったので今日はここまで
何回かに続きます