2020/03/27 床を選ぶ
こんにちは加藤です。
見てください。うちの犬ではなく床。
材料の種類は杉(スギ)です。犬の爪で随分とダメージ加工を受けました。
杉は加工性がよく、日本各地にたくさん植林されており、足ざわり、肌触り、香りも良く、日本の家づくりには欠かせない樹です。
床材としても広く使われている杉ですが、硬い木ではないため傷がつきやすいというデメリットもあります。
私はツルツルピカピカは好きでないので、それほど気にならないのですが、気になる方もいるかもしれません。
ということで、無垢の木の床材を選ぶ基準として、木の硬さについてお伝えしようと思います。
木は、樹種によって硬さが違います。
軽い=密度が低い=やわらかい=ぬくもりがある
重い=密度が高い=硬い=ひやっとする
みなさんよく知っている、香りのいいヒノキはスギに比べて少し硬い。
テーブルや椅子などに使われるナラ(オーク)はもっと硬い。
「木の比重」「木の密度」と調べると様々な樹種の硬さが分かります。
密度が高ければ高いほど硬いと言えます。
フローリングによく使われるのは、針葉樹であれば、「杉、ヒノキ、カラ松、パイン」、広葉樹であれば「ナラ、タモ、クリ」。
もう一度私が家を建てるとしたら、床は何にするかと考えると、やっぱりスギにすると思います。
下の写真は、ナラのフローリング。
どの樹種が絶対にいいというものはなく、みんな違ってみんないい。
お好みで選んでいただければよいと思います。