2020/04/10 造作家具のメンテナンス
オーナーさまよりメンテナンスの依頼
造り付けのTV台の天板が反りあがってしまったとのこと
早速大工の渡辺さんとお邪魔し、対応させていただきました
建枠から5㎜ほど反りあがった天板
※オーナーさま撮影
「ビスケット」と呼ばれる専用のチップを使って接合しています
この「ビスケット」は水分を含むと膨張し、強固な接合部を作る役目があるのですが、それよりも強く反ってしまいました
メンテナンスの方法として、
① 浮いた箇所にボンドを付けてクランプで固定
② 天板からビス止め
③ 一日固定し、ビス穴部分をダボで埋める
今回はこんな流れで施工しました
しっかりとビスが効いた状態なのでこれ以上反り上がりはないと思いますが、無垢の木だとこのような症状が現れる場合もあります
「木」が「反る」と書いて、「板」
なかなか思い通りにいかないのも無垢の木の特徴のひとつ
反ったり縮んだりしますが、寛容な気持ちで接していただけると幸いです