2020/05/22 『何年たっても変わらない「住のソフトウェア」100項目』から
こんにちは加藤です。
家にいる時間が多くなり、むかし購入した本を見返しています。
建築家の清家 清(せいけ きよし)が記した「やすらぎの住居学」に共感すること書いてあったのでご紹介します。
清家氏は「住居学」を最初に提唱したパイオニアと言われている方です。
この本には家族の生活を幸福におくるための最も有効だと著者が確信する家づくりの「考え方(建て方、買い方、選び方、間取り、部屋づくり等)」が100項目紹介されています。
例えばこんな項目があります。
- 住まいの価値は”広さ”ではない
- テントに求める住まいの”原点”
- 増改築には在来工法がいちばん
- 庭は狭いほど発想を生かせる
- 夫の願い、「書斎」をつくるには
100項目すべては読まず、目次を見て興味があるものをつまみ読みしました。
そして、一番心が魅かれたのが「No.100」
一番最後の項「あなたの住まい方が住まいを決める」の一文。
住まい方には、これこそ最上というベストの方法はない。
毎日毎日をよりベターに過ごそうとすれば、今日は昨日より何かの新しさが得られるのである。
このベターの繰り返しこそが、これからのよりよい住まいをつくる原動力なのである。
昔から私は模様替えが好きで、勉強を始めるたびに模様替えをしていました。(現実逃避のためもありますが・・・)
生きていれば暮らし方も好みも変わります。
「もっとよくならないか?」と考えつづけ、改良・工夫を楽しむことが幸福な住まい方という考え方に共感します。
本は住まい方ついて語られていますが、私たちが造る家についても同じことが言えます。
昨日より今日、今日より明日、よりよいことを求める姿勢を持ち続けたいと思います。
コロナの影響で、多くの人の暮らし方が変化しました。
新たな日常。よりベターを繰り返して素敵な時間を、幸せな人生を。
私が本を読んでいると、家内から「その人、インテリアの学校に講師で来ていて、話聞いたことがあるよ」と言われ、驚きました。(余談)