2020/07/21 断熱リフォーム、雨漏れ原因発見に役立つあるモノ手に入れる
こんにちは加藤です。
赤外線サーモグラフィカメラを入手しました。
注文から2カ月待ち。
発熱している方が一目で分かるため、コロナウィルスの感染拡大を防止するため、空港などでの需要が急増して、手に入れるまでに時間がかかりました。
入手の目的はコロナとは無関係。
室内の表面温度を可視化して、断熱リフォームに活かすことが目的です。
この赤外線サーモグラフィカメラでは、モノの表面温度を色で表します。
人の目で見える可視光ではなく、モノから発せられる赤外線が写るカメラ。
手前の黄色く見えるところは、少し前までお茶が置いてあった場所です。
温度が高いと発する赤外線が多くなり、低いと少なくなります。
建築でどう活かせるかというと、活用範囲は結構広く、
・雨漏れが分かる
・漏水箇所が分かる
・下地材の位置が分かる
・断熱欠損の場所が分かる
・外壁の剥離が分かる
赤外線カメラの画像を見ると、シュワちゃん(アーノルドシュワルツェネッガー)主演の映画ザ・プレデターに出てくるエイリアンの視界を思い出します。
確か、シュワちゃんはエイリアンから見えなくなるように、顔に泥を塗っていました。
泥を塗って、顔の温度が分からなくなるようにしていたんですね。
最近、建物のメンテナンスの依頼をよく受けます。
先日も雨漏れの調査と応急処置に行きましたが、雨漏れは原因を突き止めるのが難しいことがあります。
断熱リフォームだけでなく、様々な場面で利用できるツール。
建物のお医者さんとして、今後はより正確な診断ができるようになります。
また、新築においても更に温かく、熱損失の無い快適な住まいづくりにも活用していきます。