2025/02/21 じーえっくす

昨年の『子育てエコホーム支援事業』から本年も『子育てグリーン住宅支援義業』という名称で住宅の新築、リフォーム等で補助金を活用できる制度が設けられました
今回の事業の目玉かなと思いますが、『GX志向型住宅』という、なにやら機械的な初めて聞くワードが飛び出しました
来場されるお客さまも情報収集が早く、たびたび話題に出ております
事前の発表では、その『GX志向型住宅』を建てると補助金160万円とかなり高額な補助が受けられて、しかも子育て世代や若夫婦世代限定の年齢制限もなく、全世帯が活用できるということで、期待があったかと思います
先日ようやくその事業内容の詳細が発表されました
そもそも『GX』とは何なのか、、、
『グリーントランスフォーメーション(Green Transformation)』の略だそうで、石油や石炭などの化石エネルギーに頼る社会から、太陽光や風力といった自然エネルギー中心の社会への変革を目指す取り組みを指すようです
この『GX』を目指す上で国が設けた新しい基準の住宅が『GX志向型住宅』ということです
お馴染みの『ZEH住宅』より、断熱性能・省エネ性能ともにワンランク高い基準の住宅となります
『GX志向型住宅』では基本的に太陽光発電設備が必須です
ただし、一部の地域に限っては太陽光発電設備を設置しなくても補助金対象になることとなったようです
①都市部狭小地
北側斜線制限の対象となる用途地域等であって、敷地面積が85㎡未満である土地
②多雪地域
垂直積雪量が100cm以上に該当する地域
新潟地域は基本的に「②多雪地域」に該当するため、太陽光発電設備を設置しなくてもOKみたいです
また『GX志向型住宅』の場合、HEMS※ 設置が要件となっています
※HEMSとは、家庭内の電気製品の使用量や稼働状況をモニター等で見える化し、エネルギーの一元管理を行うことができるシステム
太陽光発電設備や、エネルギー消費の大きい暖冷房設備、給湯設備を繋ぎ自動制御することで、電力使用の最適化が可能となったりするようです
ただ、こちらは詳細が未発表、どのレベルのHEMSが必要となるかまだわかりません
まとめると、
①高い断熱性能
断熱性能等級6以上 UA値0.46以下(新潟市内)
②高い省エネ性能
基準一次エネルギー消費量から35%以上削減
③再生可能エネルギー(太陽光発電設備の設置)
削減した一次エネルギー消費量と生成した再生可能エネルギー量によって、基準一次エネルギー消費量の削減率が100%以上
※新潟の場合は多雪地域に該当するため、要件なし
④HEMSの設置
※詳細は後日発表
①~③については今までの家づくりで対応可ですし、④HEMSの設置は今まで経験がありませんが、詳細が分かり次第、対応できるよう努めたいと思います
個人的には『ZEH』やら『GX』やら響きが機械的で好みではありませんが、、、
ただお客さまにとって補助金活用は大きなメリットでありますので、積極的に活用していきたいと思ってます