2026/02/28 経年変化を楽しむ木の外壁
先月末に上棟した阿賀野市で建築中のお住まい
天候も落ち着き、ただいま外壁の工事を行っております
〇「本物の木」にしか出せない温もり
最近はメンテナンスの楽な建材も増えていますが、やっぱり「本物の木」の質感は格別です
近くで見ると、節(ふし)の形や木目の表情がひとつひとつ違って、まるでおうちが呼吸しているかのよう
今はまだ清々しい明るい色をしていますが、これが雨風や太陽の光を浴びることで、少しずつ「シルバーグレー」へと落ち着いた色味に変化していきます
家族の成長と一緒に、おうちも一緒に年を重ねていく
そんな「経年変化」を楽しめるのが、自然素材の家づくりの醍醐味です
〇 職人さんの手仕事が光る「細部」
アップの写真を見ていただくとわかるのですが、ビスひとつとっても、大工さんのこだわりが詰まっています
等間隔に、丁寧に
この真っ直ぐなラインが、木の温かみの中に「ピリッ」としたカッコよさを生み出してくれるんです
木の外壁を眺めたとき、主役はもちろんきれいな木目ですが、実はその美しさを陰で支えているのが、この小さな「ビス」たちです
実はこれ、「木の外壁専用」につくられた特別なものなんです
〇なぜ「専用」にこだわるのか?
「ビスなら何でも同じじゃないの?」と思われるかもしれませんが、この専用ビスには、3つのすごい特徴があります。
・木を傷めない「優しさ」
先端が特殊な形をしていて、木材が割れにくいよう工夫されています
デリケートな無垢材を、一箇所ずつ丁寧に留めていくための「思いやり」の形です
・新潟の空の下でも「強い耐久性」
雨や雪が多い新潟だからこそ、サビに強く、何十年としっかり木を支え続ける耐久性を持った素材を選んでいます
・主役を邪魔しない「奥ゆかしさ」
アップの写真を見ていただくと、ビスの頭がとっても小さくて、目立ちにくいです
この「点」が主張しすぎないことで、木の美しいラインがすーっと綺麗に見えるんです

〇 「見えないところ」を、一番ていねいに
完成してしまえば、ビス一本一本をじっくり見る方は少ないかもしれません
でも、その一箇所一箇所の「丁寧さ」の積み重ねが、何十年先も「この家で良かった」と思える丈夫さと美しさに繋がると思っています
一見するとただの木の板とただのビス
でもそこには、住む人を想う大工さんのこだわりがギュッと詰まっています
現場の近くを通りかかった際は、ぜひこの「整った美しさ」をみてみてください














