2018/02/22 スタッフの家づくり Vol.37 無垢のフローリング選び その2
悩んだ挙句、わが家の床は杉に決まりました。
出来上がってみて、やっぱり杉にしてよかったなと思う日々。
暖かいし、足ざわりも心地いいし。
裸足で過ごしたくなる気持ちになります。
ここは新しいものにチャレンジせず、『今まで通り』がベストでした。
さて、前回の記事で「こだわりの杉」にしたことを触れました。
よくお世話になっている、栃木の材木屋さんの杉フローリングです。
その材木屋さんの社長さんは、とっても熱い方。
木への情熱がプンプン感じられます。
「どこを探してもこれ以上はない日本一の床板を造ろう!」を合言葉に出来上がった杉の赤身だけを使ったフローリングです。
特徴は、「赤身(心材)だけで白太(辺材)が混在しない」、「人工的に加工したものを詰める埋木がない」。
この2点だけ?と思うかもしれませんが、この2点がかなりのこだわり!
だいぶマニアックですけどね。
杉は赤と白がはっきり分かれる樹種です。
床は部屋空間に占める割合が高いので、雰囲気を大きく左右します。
床板が赤だけでまとまっていると、これまた統一感があって落着きが生まれるというか、なんとも言葉に表せませんが、いい空間なんです。
私自身、節があるほうが好みということもあり、埋木がないところもまたいい!
自然な節を味わうことができます。
注文をする際に節のこともお話ししました。
私 「この度家を建てることになりました。杉の床お願いします」
社長「それなら無節の綺麗なの多めに用意させてもらいますよ!」
私 「実は社長、私、節がある方が好みなんです」
社長「・・・若山さん、実はね、昨日○○工務店の社長さんと一杯やってたんだけど、床の節の話しになってね。無節は10年経っても面白くないな、節があった方が味も出て面白い。なんて話しててね。」
私 「なんかタイムリーですね」
社長「その節もね、親指くらいのサイズがまたちょうどいいんだよ。だから若山さんとこのは親指くらいのサイズの節があるのだけ特別に集めておくから」
私 「ありがとうございます!」
こんな感じのやり取りでした。
心意気に感謝しています。
張りあがってみて、自分の思っていた通りの床に仕上がりました。
他の杉フローリングに比べ、高価でもありますし、時期によっては品薄(木が取れない)になることもあるようですが、このフローリングを選んで、心からよかったなと思っています。
以上、わが家の無垢フローリング選び でした。